どうも( _ _ )
サバイバルゲームチーム飛龍広報、yu-kiです。
最近、映画の記事ばかりになっていますが、またもや映画です^^;
「スラムドッグ$ミリオネア」
インド人作家のヴィカス・スワラップ作「ぼくと1ルピーの神様」をダニー・ボイルが映画化したイギリス映画。
第81回アカデミー賞最多の作品賞を含む8部門を受賞。
そのわりに日本ではあまり騒がれなかったかわいそうな映画(笑)
映画冒頭、主人公ジャマールの拷問シーン。
容疑は「クイズ・ミリオネア」で不正に答えを入手し、金を騙し取ろうとした疑い。
「スラム街出身で無学な人間がミリオネアの問題に答えられるわけがない」
そんな差別と偏見に満ちた拷問・取調べ、その中でジャマールは問題の答えを知りえた出来事を一つずつ話し始める。
母の死、初恋の人ラティカ、人さらいからの逃走、兄との確執、そんなことを一つずつ話していく内に警官の疑念が薄まっていく。。。
クイズの問題とジャマールの人生が平行して回想していく形
時系列がバラバラですが、混乱することなくふつーに見れます。
「ラティカを一途に思い続ける、主人公ジャマール」
「金におぼれ、弟に強いた仕打ちを心に病む、兄サリーム」
この二人を対比させ、幼少期から現在に至るまでの経緯を描いていきます。
インド社会の最下層、今の日本では考えられない最悪の環境。
拷問や人さらいのシーンは目を覆いたくなるほど残酷。
ただ、こんな重いテーマの映画ですが、基本にあるのはベタベタなラブストーリー^^;
そのおかげで娯楽として見れるモノになっていると思います。
「んなバカな(笑)」ってのも結構ありました。
そんなベタな、言い換えれば「夢」
「夢」と「現実」・「ジャマール」と「サリーム」
この対比が作品の根幹。
このどちらに目を向けるかによって、この映画の捕らえ方も変わってくると思います。
私は、「サリーム」が生きていくために葛藤する姿が印象的で、主人公を食ってた気がします。
そしてこの映画はアカデミー作品賞以外にも撮影賞や作曲賞等も受賞しています。
音楽に関してはいまいち印象に残らなかったのですが、スラム街を駆け抜ける子供達、スコールの中立ち尽くすラティカ。
物語の中で描かれる人間のパワーと相まって、今でも鮮明に焼き付いています。
総括すると、重い「現実」が題材だけども「夢」を描いた作品。
思ってた程暗い気持ちにはならず、テンポも良いので気持ちよく見れる。
泣けるシーンは少ないが、うまい具合に社会性と娯楽が混ざっているかと思います。
あ、「夢」と「現実」
なるほど。。。
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